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PayPay有料化!キャッシュレス対応をどう考える。

こんにちは!神戸の税理士、さいとうです!

みなさん支払いは現金、それともキャッシュレス

どちらが多いですか。

私は断然キャッシュレスです。

(お財布からお金を出すのが手間なので。。。)

店舗経営されている方で、この1年でキャッシュレス決済を

導入された方も多いのではないでしょうか。

その中でも手数料がかからないPayPayは私の周りでも

導入が多かったです。

そのPayPayですが、実は有料化が迫っています!

 

キャッシュレス決済の種類

キャッシュレス決済はPayPayをはじめ、色々な種類があります。

①クレジットカード

現金の代わりとして一番利用が多いです。

②交通系ICカード

Suica、PASMO、ICOCAなど、

交通機関に特化しているので、交通分野での利用は特に多いです。

③流通系カード

nanaco、WAONに代表されるスーパーやコンビニの利用する方が

メインで地域、エリアでの保有率に違いがあるようです。

④タッチ決済型、QRコード決済

上記も含まれる場合がありますが、いわゆる○○ペイの、

楽天ペイ、PayPay、LINEPay、メルペイなどが代表です。

 

キャッシュレス決済が普及しているとはいえ、まだまだ現金払いが

多く、その次がクレジットカードでの支払いとなります。

 

キャッシュレス決済が普及するには、次の3つが影響しています。

①ポイントが貯まりやすい

②支払いが早い

③支払いが簡単

国がキャッシュレスのポイント還元やマイナンバーカードを利用したポイント還元

を実施するなど、キャッシュレス決済を推進していることもあり、少しずつ

普及が進んでいます。

その中でも特に勢いがあるのがPayPayです。

 

PayPayとその利用

PayPayは、2018年10月サービスを開始し、

スマホひとつで支払いが可能、

バーコードを提示するか、QRコードを読み取るかのどちらかで決済できるサービスです。

ソフトバンクが母体ということもあり、テレビコマーシャルなどで一気に

知名度が高まりました。

どうしてそこまで利用者が拡大したのか。大きくはこの2つでしょう。

①店舗側の手数料が無料

②還元キャンペーン 「100億円あげちゃうキャンペーン」など

 

ちなみにコード決済事業の市場シェアでは、PayPayは2020年4月時点で

55%のシェア率というデータもでており、今では登録ユーザーは4,000万、3人に1人が登録しています。

店舗側にとってもPayPayが広まったことは、現金管理や、会計の効率化の観点からも

よかったのですが、これからは①のメリットがなくってしまいます。

 

PayPay有料化への対応

PayPayを導入されている店舗では、これまで①~③の一切の費用がかかりませんでした。

①導入費用

②決済システム利用料

③入金手数料 *PayPay銀行の場合、その他一定の条件の場合

 

しかし、このうち②決済手数料について、2021年10月から有料化が

決まっています。

(有料後の決済の利用料率については8月31日に公表される予定です)

 

有料化により、事業者にとっては手数料分の経費の負担が増えることになります。

特に、キャッシュレス決済をPayPayだけ、もしくはPayPayをメインにされている

事業者にとっては今後の利益に大きく影響していきます。

 

はじめに、10月から有料化になった場合に、月々、決済手数料として

経費がいくら増えるのか確認をしておきましょう。利用料率は概算で

3%で計算してみましょう。

例えば、PayPayの決済売上が月額20万円の場合、月6,000円、年間で72,000円の経費が

増えることになります。

 

ではその経費を抑えるために、PayPayの決済を辞めるという選択肢が出てくるかもしれません。

ただし、先ほど確認した通り、PayPayをはじめとしたキャッシュレス決済の普及が進んでいる

というのは事実です。

ご時世に適した、「非接触」で安心を提供できる価値が高まっていることも重要になります。

キャッシュレス決済でもクレジットカードとは異なり、店員に渡さなくよかったり、端末に触れなくてよい、

といった「非接触型」としてのメリットもあります。

特にターゲットが若者である店舗などは、キャッシュレス決済の割合が多くなる傾向がある点と

、単価が低い(1,000円未満)場合は特に、現金ではなくキャッシュレス決済での支払いが増える

点も考慮して検討しましょう。

PayPayで一定程度の利用客を確保できてる場合には、継続して、

非接触の対応をとっている店舗としてPRすることも可能です。

国や自治体としてもキャッシュレス化、デジタル化を推進していくという前提で、

PayPayの今後の利用を検討し、具体的に損益にどのように影響するのか、

その対策として、別のコストダウンを行うのか、別の売上を作っていくのかなど

検討しましょう。

 

コストダウンという点では、PayPay以外のキャッシュレス決済を導入している事業者の方は、

決済手数料は適正かどうか検討しましょう。

一般的な手数料よりも高い(3.24%以上の)場合には、契約している決済会社に決済手数料

相談することで減額対応してもらえるケースが多いです。

また状況に応じて手数料の低い決済手段への切り替えを検討しましょう。

 

【今日のおやつ】

米粉のソフトクリーム(蜂蜜がけ)

米粉ソフトとマヌカハニーの相性がよかったです。

 

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